「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は失礼?上司への使い方と注意点

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「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は失礼?上司への使い方と注意点 生活

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、ビジネスメールでよく使われる丁寧な表現です。
ただ、上司に送るときは「失礼にならないかな」「少し一方的に聞こえないかな」と迷うこともありますよね。

この言葉は、決定事項や共有事項を伝える場面では使いやすい一方で、確認やお願いの場面では別の表現が合うこともあります。

この記事では、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」の意味や上司に使える場面、避けたいタイミング、やわらかい言い換え表現までわかりやすく解説します。

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  1. 「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は上司に使ってもいい?
    1. 上司や目上の人にも使える丁寧な表現
    2. ただし少し事務的に伝わることがある
    3. 社内メールでは相手との距離感に合わせる
  2. 「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」の意味をやさしく解説
    1. 「ご承知おき」は「知っておいてください」の丁寧な言い方
    2. 「ほどよろしくお願いいたします」が添える丁寧さ
    3. 全体では「前もって理解しておいてください」という意味になる
  3. この言葉が相手に与えるニュアンス
    1. 決まった内容を共有するときに使いやすい
    2. 相手に判断をお願いする表現ではない
    3. 言い方によっては一方的に見えることもある
  4. 「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が自然に使える場面
    1. 予定や日程の変更を知らせるとき
    2. 社内の決まりや手順を案内するとき
    3. 決定した内容を共有するとき
    4. 取引先やお客様へ事前に伝えておきたいことがあるとき
  5. 「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を避けた方がよい場面
    1. 相手の許可や確認が必要なとき
    2. 謝罪やお詫びの気持ちを伝えたいとき
    3. 相手に対応や作業をお願いするとき
    4. 親しい上司への軽い連絡で使うと堅くなりすぎることがある
  6. 上司に送るメールで使える例文
    1. 日程変更を伝えるときの例文
    2. 共有事項を知らせるときの例文
    3. ルール変更を案内するときの例文
    4. やわらかく伝えたいときの例文
  7. 取引先やお客様へのメールで使える例文
    1. 営業時間や対応時間の変更を伝える例文
    2. サービス内容や手続きの変更を知らせる例文
    3. 事前案内として使う例文
    4. 失礼に見えにくい文末の整え方
  8. 似た表現との違いをわかりやすく比較
    1. 「ご了承のほどよろしくお願いいたします」との違い
    2. 「ご確認のほどよろしくお願いいたします」との違い
    3. 「ご理解のほどよろしくお願いいたします」との違い
    4. 「お含みおきください」との違い
  9. 場面別に使いやすい言い換え表現
    1. 確認してほしいときの言い換え
    2. 理解してほしいときの言い換え
    3. 了承してほしいときの言い換え
    4. 軽く共有したいときの言い換え
    5. 相手にやわらかく伝えたいときの言い換え
  10. 「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を失礼に見せないコツ
    1. いきなり使わず前置きを入れる
    2. 「恐れ入りますが」などのクッション言葉を添える
    3. 決定事項なのかお願いなのかを分けて考える
    4. 文章全体が冷たくならないように整える
  11. メールやチャットで使うときの注意点
    1. 何度も使うと堅い文章に見えやすい
    2. 短文チャットでは少し重く感じられることがある
    3. 相手に行動してほしいときは別の言葉を選ぶ
    4. 相手との関係性によって表現を調整する
  12. 「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」に関するよくある疑問
    1. 「ご承知おきください」は上司に失礼?
    2. メールの締めの言葉として使ってもいい?
    3. 「承知しました」と同じ意味で考えていい?
    4. 社内チャットで使うと不自然?
    5. もっとやわらかい表現にするなら何がいい?
  13. まとめ:「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は場面に合わせて使えば失礼になりにくい

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は上司に使ってもいい?

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は上司に使ってもいい?

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、ビジネスメールや社内連絡で見かけることが多い表現ですよね。

ただ、上司に送る文章で使おうとすると、「少し偉そうに見えないかな」「目上の人に使っても失礼ではないのかな」と不安になる方もいると思います。

結論からいうと、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、上司や目上の人に対しても使える丁寧な表現です。

ただし、どんな場面でも使いやすい万能な言葉というわけではありません。

この表現には、「すでに決まっていることを知っておいてください」「事前に理解しておいてください」という意味合いがあります。そのため、相手に判断をお願いしたい場面や、こちらから何かをお願いする場面では、少し一方的に感じられることもあるんです。

上司に使う場合は、言葉そのものが失礼かどうかよりも、「どの場面で使うか」「前後の文章が冷たくなっていないか」を意識することが大切ですよ。

上司や目上の人にも使える丁寧な表現

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、丁寧な敬語表現です。

「承知」に「ご」を付け、「よろしくお願いいたします」で締めているため、ビジネスメールでも使いやすい形になっています。

上司に対して、予定変更や決定事項、社内ルールなどを知らせるときには、問題なく使えることが多いですよ。

たとえば、「会議の開始時間が変更になりました」「明日から運用ルールが変わります」といった内容を伝えるときに使うと、きちんとした感じのある文章になります。

ただし、丁寧な言葉だからといって、どんなメールにも入れればよいわけではありません。

この表現は、相手に「知っておいてください」と伝える言葉です。相手の意見を聞くというより、決まった内容を共有する場面に向いているんです。

ただし少し事務的に伝わることがある

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、きちんとした表現である一方、少し事務的に見えることもあります。

特に、上司との距離が近い場合や、普段からやわらかい雰囲気でやり取りしている場合は、少し堅すぎると感じられるかもしれません。

たとえば、普段は「確認しておきますね」「了解しました」といった軽めのやり取りが多い相手に、急に「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と送ると、少し距離を感じることがあります。

また、内容によっては「もう決まっているので、そのつもりでいてください」と受け取られる場合もあります。

失礼な言葉ではありませんが、相手との関係性やメールの内容によって、少し冷たく見えないように整えることが大切なんです。

社内メールでは相手との距離感に合わせる

社内メールで使うときは、相手との距離感に合わせると自然です。

たとえば、部長や役職者へ正式な連絡をする場合や、複数人に向けて周知する場合は、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」がなじみやすいです。

一方で、直属の上司へ短い連絡をするだけなら、「念のため共有いたします」「ご確認いただけますと幸いです」などの方がやわらかく見えることもあります。

同じ上司への連絡でも、内容が「報告」なのか「お願い」なのかによって、選ぶ言葉は変わります。

社内メールでは、丁寧さを意識しすぎるあまり、かえって文章がかたくなってしまうこともありますよね。

そんなときは、「相手に何をしてほしいのか」を考えると、使うべき表現が選びやすくなりますよ。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」の意味をやさしく解説

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」の意味をやさしく解説

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、少し長くて堅い言葉なので、意味がぼんやりしやすいですよね。

なんとなく丁寧な言い方だとわかっていても、「了承」と何が違うのか、「確認してください」と同じように使っていいのか迷うこともあると思います。

この表現をわかりやすくすると、「あらかじめ知っておいてください」「その点を理解しておいてください」という意味になります。

ただし、相手に確認してもらうというより、こちらから情報を共有するニュアンスが強い表現です。

そのため、内容を読んで判断してほしい場合や、返信がほしい場合は、別の言葉を選んだ方が伝わりやすいこともあります。

「ご承知おき」は「知っておいてください」の丁寧な言い方

「承知」とは、事情や内容を知っていること、理解していることを表す言葉です。

そこに「おき」が付くことで、「あらかじめ知っておく」「前もって理解しておく」という意味合いになります。

さらに「ご」を付けているため、丁寧な表現として使われます。

つまり、「ご承知おき」は、簡単にいうと「知っておいてください」「前もって理解しておいてください」という意味なんです。

ただ、「知っておいてください」だけだと少し直接的に感じることがありますよね。

そのため、ビジネスメールでは「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」とすることで、丁寧で落ち着いた伝え方になります。

「ほどよろしくお願いいたします」が添える丁寧さ

「のほどよろしくお願いいたします」は、ビジネス文書でよく使われるやわらかい言い回しです。

「ご確認のほどよろしくお願いいたします」「ご理解のほどよろしくお願いいたします」などでも見かけますよね。

「ほど」を入れることで、直接的な言い方を少しやわらげる働きがあります。

「ご承知おきください」だけでも意味は通じますが、ややきっぱりした感じに見えることがあります。

そこに「のほどよろしくお願いいたします」を付けると、少し丁寧でビジネス向きの文末になります。

ただし、丁寧に見えるからといって、すべての場面で自然とは限りません。

文章全体の流れに合っているかを見ながら使うことが大切です。

全体では「前もって理解しておいてください」という意味になる

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、全体として「前もって理解しておいてください」「その点を知っておいてください」という意味になります。

たとえば、会議時間の変更、社内ルールの変更、対応時間の変更など、相手に事前に伝えておきたい内容があるときに使いやすい表現です。

一方で、相手に何かを確認してほしい場合は、「ご確認のほどよろしくお願いいたします」の方が合います。

相手に納得してほしい場合は、「ご了承のほどよろしくお願いいたします」や「ご理解のほどよろしくお願いいたします」が使われることもあります。

言葉の意味を整理すると、使い分けがしやすくなりますよ。

表現 主な意味 向いている場面
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします 知っておいてください 決定事項や共有事項の連絡
ご確認のほどよろしくお願いいたします 確認してください 内容を見てほしいとき
ご了承のほどよろしくお願いいたします 受け入れてください 変更や不便を伝えるとき
ご理解のほどよろしくお願いいたします 理解してください 理由や事情を伝えるとき

このように比べてみると、「ご承知おき」は確認や依頼よりも、共有に近い言葉だとわかりますね。

この言葉が相手に与えるニュアンス

この言葉が相手に与えるニュアンス

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、丁寧で落ち着いた表現です。

ただ、相手にどのように伝わるかを考えると、少し注意したい部分もあります。

この言葉は、やわらかいお願いというより、「すでに決まっている内容を伝える」ニュアンスがあります。

そのため、相手に選択肢がある場面や、判断してもらう場面で使うと、少しずれてしまうことがあるんです。

ビジネスメールでは、言葉の正しさだけでなく、相手が読んだときの受け取り方も大切ですよね。

決まった内容を共有するときに使いやすい

この表現が一番使いやすいのは、すでに決まった内容を共有するときです。

たとえば、会議時間が変更になった場合や、社内の申請方法が変わった場合など、「相手に知っておいてほしい情報」を伝える場面に向いています。

「念のためお知らせします」よりも少し改まった感じが出るので、正式なメールにも使いやすいですよ。

特に、複数人に向けた周知メールでは自然に使えることが多いです。

ただし、相手に強い負担がかかる内容の場合は、「ご承知おき」だけで済ませると冷たく見えることがあります。

その場合は、「ご不便をおかけいたしますが」などの一文を添えると、やわらかくなります。

相手に判断をお願いする表現ではない

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、相手に判断をお願いする表現ではありません。

たとえば、「この内容で進めてもよいか確認してほしい」「上司の許可がほしい」という場面では、別の言い方の方が自然です。

このような場合に「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と書くと、相手から見ると「もう決定事項なのかな」と感じられることがあります。

上司に判断をお願いしたいときは、「ご確認いただけますでしょうか」「ご判断いただけますと幸いです」などが合います。

言葉を選ぶときは、「知っておいてほしい」のか、「確認してほしい」のか、「判断してほしい」のかを分けて考えるとわかりやすいですよ。

言い方によっては一方的に見えることもある

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、使い方によっては少し一方的に見えることがあります。

特に、相手に不便をかける内容や、急な変更を伝える場面では注意が必要です。

たとえば、「明日から対応方法が変わります。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。」だけだと、少し事務的で冷たい感じがするかもしれません。

その場合は、前に「急なご案内となり恐れ入りますが」や「ご不便をおかけすることもあるかと存じますが」と添えると、受け取り方がやわらかくなります。

丁寧な言葉を使っていても、相手への配慮が見えにくいと、堅く感じられることがありますよね。

言葉そのものだけでなく、前後の文章で気遣いを伝えることが大切です。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が自然に使える場面

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が自然に使える場面

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、事前に知っておいてほしい内容を伝えるときに向いています。

特に、すでに決まっている内容や、周知しておきたい情報を伝える場面では使いやすい表現です。

上司に使う場合も、報告や共有の文脈であれば自然に使えることが多いですよ。

ここでは、具体的にどのような場面で使えるのかを見ていきましょう。

予定や日程の変更を知らせるとき

会議や打ち合わせの時間が変更になったときは、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が使いやすい場面です。

たとえば、「明日の会議は10時開始から11時開始へ変更となりました」といった内容を上司に知らせるときに使えます。

この場合、相手に何かをお願いしているというより、「変更になった事実を知っておいてください」という意味になります。

例文としては、次のように使えます。

場面 例文
会議時間の変更 明日の定例会議は、開始時刻が10時から11時に変更となりました。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。
場所の変更 本日の打ち合わせ場所は、第2会議室からオンラインへ変更となりました。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。
予定の延期 資料共有の予定日は、来週月曜日に変更となりました。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

日程変更の連絡では、相手があとから困らないように、変更前と変更後をはっきり書くと親切です。

社内の決まりや手順を案内するとき

社内ルールや手続きの変更を知らせるときにも、この表現は使いやすいです。

たとえば、申請方法が変わったときや、書類の提出先が変更になったときなどですね。

こうした内容は、個別のお願いというよりも、全体に向けたお知らせに近いものです。

そのため、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と書いても自然に伝わりやすいですよ。

ただし、手順が複雑な場合は、ただ「ご承知おきください」と書くだけでは不十分なこともあります。

必要であれば、変更点を表にまとめたり、いつから適用されるのかを明記したりすると、読み手にやさしい文章になります。

項目 変更前 変更後
申請方法 紙の申請書を提出 専用フォームから申請
提出先 総務担当者へ直接提出 システム上で提出
開始日 これまで通り 来月1日から適用

このように整理すると、上司や社内の人にも内容が伝わりやすくなります。

決定した内容を共有するとき

会議で決まった内容や、チーム内で共有すべきことを伝えるときにも使えます。

たとえば、「次回から資料の提出期限が前日午前中になりました」「今後はこの手順で進めることになりました」といった場面です。

この場合も、相手に相談しているというより、決まった内容を知らせる意味合いになります。

上司に報告するときは、いきなり「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と締めるよりも、決定までの経緯を少し添えると丁寧です。

たとえば、「本日の打ち合わせにて、以下の内容で進めることとなりました」と書くと、自然な流れになります。

そのうえで最後に「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と添えると、ビジネスメールとして落ち着いた感じになりますよ。

取引先やお客様へ事前に伝えておきたいことがあるとき

取引先やお客様に対しても、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は使われることがあります。

たとえば、営業時間の変更、受付方法の変更、対応期間の案内など、事前に知っておいてほしいことを伝える場面です。

ただし、相手に不便をかける内容の場合は、少し配慮を添えることが大切です。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」だけで終わると、内容によっては一方的に見えることがあります。

そのため、「ご不便をおかけいたしますが」「恐れ入りますが」などの言葉を一緒に使うと、より丁寧です。

たとえば、次のように書くと自然です。

内容 例文
営業時間の変更 誠に勝手ながら、来週より営業時間を一部変更いたします。ご不便をおかけいたしますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。
対応期間の案内 休業期間中にいただいたお問い合わせは、営業再開後に順次対応いたします。恐れ入りますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。
手続き変更の案内 今後のお手続きは専用フォームよりお願いいたします。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

相手への配慮をひとこと入れるだけで、文章の感じがかなりやわらかくなりますよ。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を避けた方がよい場面

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を避けた方がよい場面

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は丁寧な表現ですが、使わない方が自然な場面もあります。

特に、相手に確認や判断をお願いしたいとき、謝罪をしたいとき、相手に作業をお願いしたいときは注意が必要です。

言葉の形だけを見ると丁寧ですが、内容によっては「こちらの都合を押しつけている」ように見えてしまうこともあるんです。

ここでは、避けた方がよい場面を具体的に見ていきましょう。

相手の許可や確認が必要なとき

上司に確認してほしい内容や、許可をもらいたい内容に対して、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を使うのはあまり向いていません。

なぜなら、この表現は「知っておいてください」という意味が強く、相手に判断を求める言葉ではないからです。

たとえば、まだ決定していない内容について、「この方向で進めますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と書くと、上司から見ると「もう決めてしまったのかな」と感じられることがあります。

確認や許可が必要なときは、次のような表現が自然です。

伝えたい内容 向いている表現
内容を見てほしい ご確認いただけますでしょうか
進めてよいか聞きたい この内容で進めてもよろしいでしょうか
判断してほしい ご判断いただけますと幸いです
意見がほしい ご意見をいただけますでしょうか

上司に判断をお願いするときは、「ご承知おき」ではなく、確認や判断をお願いする言葉を選ぶと安心です。

謝罪やお詫びの気持ちを伝えたいとき

謝罪やお詫びの場面でも、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は避けた方がよいことがあります。

たとえば、こちらのミスで相手に迷惑をかけたときに、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と締めると、少し事務的に見えやすいです。

謝罪の場面では、まずお詫びの気持ちをきちんと伝えることが大切です。

「ご承知おき」は、相手に事情を知っておいてもらう表現なので、お詫びの気持ちを伝える言葉としては少し弱く感じられることがあります。

このような場合は、「申し訳ございません」「ご迷惑をおかけいたします」「今後は再発防止に努めます」など、状況に合う表現を選びましょう。

たとえば、次のように書くとやわらかくなります。

避けたい書き方 自然な書き方
納期が遅れます。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。 納期が遅れる見込みとなり、誠に申し訳ございません。詳細が分かり次第、改めてご連絡いたします。
資料に誤りがありました。ご承知おきください。 資料に誤りがあり、申し訳ございません。修正版をお送りいたしますので、ご確認いただけますと幸いです。

謝罪の場面では、相手の気持ちに寄り添う表現を優先した方がよいですね。

相手に対応や作業をお願いするとき

相手に何かをしてほしいときにも、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は少し合わないことがあります。

この表現は、あくまで「知っておいてください」という意味です。

そのため、相手に資料を確認してほしい、作業を進めてほしい、返信してほしいといった場合は、別の表現にした方が伝わりやすいです。

たとえば、「明日までに資料をご提出ください。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と書くと、少し命令に近く見えることがあります。

その場合は、「お手数をおかけしますが、明日までにご提出いただけますと幸いです」の方がやわらかいです。

お願いごとの文章では、相手に負担をかけることへの配慮が見えると、ぐっと感じがよくなります。

親しい上司への軽い連絡で使うと堅くなりすぎることがある

直属の上司や普段からよく話す上司への軽い連絡では、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が堅すぎることもあります。

たとえば、社内チャットで「今日の打ち合わせは15時になりました。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と送ると、少しかしこまりすぎて見えるかもしれません。

もちろん、間違いではありません。

ただ、チャットや短い連絡では、「念のため共有いたします」「ご確認よろしくお願いいたします」「本日15時に変更となりました」くらいの方が自然なこともあります。

上司への連絡だからといって、いつも一番堅い表現を使わなくても大丈夫です。

相手との関係性や連絡ツールに合わせて、ほどよい丁寧さを選ぶとよいですよ。

上司に送るメールで使える例文

上司に送るメールで使える例文

実際に上司へメールを送るときは、言葉の意味だけでなく、「どんな文章に入れれば自然か」が気になりますよね。

ここでは、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を上司に使うときの例文を紹介します。

そのまま使うというより、自分の状況に合わせて少し調整すると自然です。

上司へのメールでは、内容を簡潔に伝えつつ、必要に応じてクッション言葉を入れると安心ですよ。

日程変更を伝えるときの例文

日程変更を伝えるときは、変更前と変更後をわかりやすく書くことが大切です。

上司は複数の予定を抱えていることが多いので、変更点がすぐにわかる文章にすると親切です。

例文は次の通りです。

件名:明日の打ち合わせ時間変更のご連絡

〇〇部長

お疲れさまです。
明日予定しておりました打ち合わせにつきまして、開始時間が10時から11時へ変更となりました。

急な変更となり恐れ入りますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

この例文では、変更内容を先に伝えたうえで、最後に「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と添えています。

「急な変更となり恐れ入りますが」を入れることで、少しやわらかい感じになりますよ。

共有事項を知らせるときの例文

決定事項や共有事項を知らせるときにも、この表現は使いやすいです。

上司に対しては、「本日の打ち合わせにて決定しました」など、背景を少し入れるとわかりやすくなります。

件名:次回会議資料の提出期限について

〇〇課長

お疲れさまです。
本日の打ち合わせにて、次回会議資料の提出期限は、会議前日の午前中までとすることになりました。

関係者へも順次共有いたします。
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

このように、「何が決まったのか」「今後どうするのか」を分けて書くと、読みやすいメールになります。

最後の一文も自然に収まりやすいですね。

ルール変更を案内するときの例文

社内ルールや手順が変わったことを伝える場合は、いつから変更になるのかを明確に書きましょう。

特に、上司に共有するメールでは、変更日や対象範囲が抜けていると、あとで確認が必要になることがあります。

件名:経費申請方法変更のご案内

〇〇マネージャー

お疲れさまです。
来月1日より、経費申請の方法が紙の申請書から社内システムでの申請へ変更となります。

詳細な手順につきましては、別途マニュアルを共有いたします。
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

この例文では、「変更内容」と「詳細は別途共有すること」を書いています。

情報が多くなる場合は、本文を長くしすぎず、別資料に分けるのもよい方法です。

やわらかく伝えたいときの例文

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は便利な表現ですが、少し堅く見えることもあります。

やわらかく伝えたいときは、前後にクッション言葉を入れると安心です。

件名:本日の資料共有について

〇〇主任

お疲れさまです。
本日の会議資料につきまして、一部内容を更新しております。

お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。
なお、今後は更新版をもとに進行いたしますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

この例文では、「確認してほしいこと」と「知っておいてほしいこと」を分けています。

確認をお願いする部分には「ご確認いただけますと幸いです」を使い、決定事項の共有には「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を使っています。

このように使い分けると、相手にも伝わりやすくなりますよ。

取引先やお客様へのメールで使える例文

取引先やお客様へのメールで使える例文

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、社内だけでなく、取引先やお客様への案内文でも使われることがあります。

ただし、社外の相手に使う場合は、より丁寧さと配慮が必要です。

特に、相手に不便をかける内容や、変更をお願いする内容では、「恐れ入りますが」「ご不便をおかけいたしますが」などを添えると安心です。

ここでは、社外向けに使いやすい例文を紹介します。

営業時間や対応時間の変更を伝える例文

営業時間や対応時間の変更は、相手に影響が出やすい内容です。

そのため、変更内容だけでなく、お詫びや配慮の言葉を入れると丁寧です。

件名:営業時間変更のお知らせ

〇〇様

いつもお世話になっております。
誠に勝手ながら、来月1日より営業時間を下記の通り変更いたします。

変更前:9時00分〜18時00分
変更後:10時00分〜17時00分

ご不便をおかけいたしますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

このように、変更前と変更後を並べると、読み手がすぐに理解しやすくなります。

文章だけで説明するより、表や箇条書きを少し使うと親切ですね。

サービス内容や手続きの変更を知らせる例文

手続きやサービス内容が変わるときは、相手が次に何をすればよいのかも書いておくと安心です。

「変更になります」だけでは、読み手が戸惑ってしまうことがありますよね。

件名:お手続き方法変更のご案内

〇〇様

平素よりお世話になっております。
このたび、各種お手続きの受付方法を変更することとなりました。

今後は、専用フォームよりお申し込みくださいますようお願いいたします。
詳細につきましては、下記ページをご確認ください。

お手数をおかけいたしますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

この例文では、「お手数をおかけいたしますが」を添えることで、少しやわらかい感じになります。

社外メールでは、相手の手間への配慮を入れることが大切です。

事前案内として使う例文

事前に知っておいてほしい内容を案内するときにも、この表現は使いやすいです。

たとえば、休業期間中の対応や、問い合わせの返信タイミングを伝える場面です。

件名:休業期間中のお問い合わせ対応について

〇〇様

いつもお世話になっております。
休業期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、営業再開後に順次対応いたします。

通常よりご返信にお時間をいただく場合がございます。
恐れ入りますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

このように、事前案内では「何が起こる可能性があるのか」を先に伝えておくと、相手も安心しやすくなります。

失礼に見えにくい文末の整え方

社外メールで「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を使うときは、文末の整え方も大切です。

内容によっては、ただこの一文だけで締めると、少し一方的に感じられることがあります。

そのため、相手に不便をかける場合は、前に配慮の言葉を添えましょう。

場面 添えるとやわらかい言葉
急な変更を伝える 急なご案内となり恐れ入りますが
相手に手間をかける お手数をおかけいたしますが
不便が出る可能性がある ご不便をおかけいたしますが
返信が遅れる可能性がある 通常よりお時間をいただく場合がございますが

文末を少し整えるだけで、メール全体の感じがやさしくなります。

ビジネスメールでは、正しい敬語だけでなく、相手への気遣いも伝わる文章を意識したいですね。

似た表現との違いをわかりやすく比較

似た表現との違いをわかりやすく比較

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と似た表現には、「ご了承のほどよろしくお願いいたします」「ご確認のほどよろしくお願いいたします」「ご理解のほどよろしくお願いいたします」などがあります。

どれも丁寧なビジネス表現なので、なんとなく同じように使ってしまいがちですよね。

ただ、それぞれ意味や使いやすい場面が少しずつ違います。

ここを整理しておくと、メールを書くときに迷いにくくなりますよ。

「ご了承のほどよろしくお願いいたします」との違い

「ご了承のほどよろしくお願いいたします」は、相手に納得して受け入れてもらいたいときに使う表現です。

「ご承知おき」が「知っておいてください」に近いのに対して、「ご了承」は「事情を理解して受け入れてください」という意味合いが強くなります。

たとえば、営業時間の変更や、対応に時間がかかる案内など、相手に少し不便をかける可能性がある場面では「ご了承」の方が合うことがあります。

表現 ニュアンス 向いている場面
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします 知っておいてください 決定事項や共有事項の案内
ご了承のほどよろしくお願いいたします 受け入れてください 変更や不便がある案内

ただし、「ご了承」は相手に受け入れてもらう感じがあるため、使いすぎると一方的に見えることもあります。

状況に合わせて、「恐れ入りますが」などを添えると丁寧です。

「ご確認のほどよろしくお願いいたします」との違い

「ご確認のほどよろしくお願いいたします」は、相手に内容を見てほしいときに使います。

資料やメール内容、添付ファイル、日程などを確認してほしい場合に向いています。

一方、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、確認してほしいというより、知っておいてほしいという意味です。

そのため、相手の確認や返信が必要な場面で「ご承知おき」を使うと、少し伝わりにくくなることがあります。

したいこと 自然な表現
内容を見てほしい ご確認のほどよろしくお願いいたします
事前に知っておいてほしい ご承知おきのほどよろしくお願いいたします
内容を見たうえで返事がほしい ご確認のうえ、ご返信いただけますと幸いです

「見てほしい」のか「知っておいてほしい」のかで、使い分けるとわかりやすいですよ。

「ご理解のほどよろしくお願いいたします」との違い

「ご理解のほどよろしくお願いいたします」は、事情や背景をわかってほしいときに使います。

たとえば、対応に時間がかかる理由や、変更せざるを得ない事情を伝えるときなどです。

「ご承知おき」が情報の共有に近いのに対して、「ご理解」は気持ちや事情をくみ取ってもらいたいときに向いています。

たとえば、以下のように使い分けると自然です。

場面 向いている表現
変更内容だけを知らせたい ご承知おきのほどよろしくお願いいたします
変更の事情もわかってほしい ご理解のほどよろしくお願いいたします
不便を受け入れてほしい ご了承のほどよろしくお願いいたします

「ご理解」はやわらかい感じもありますが、相手に負担をかける場面では、お詫びの言葉と一緒に使うとより丁寧です。

「お含みおきください」との違い

「お含みおきください」も、「心に留めておいてください」「事情を理解しておいてください」という意味で使われる表現です。

「ご承知おきください」と近い意味がありますが、「お含みおきください」の方が少し改まった感じがあります。

また、やや古風で堅い印象を持たれることもあります。

社内メールや日常的なビジネスメールでは、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」の方が使いやすい場合も多いです。

ただし、役職者向けの文書や正式な案内文では、「お含みおきください」が自然に使われることもあります。

表現 特徴
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします 一般的なビジネスメールで使いやすい
お含みおきください 改まった文書や丁寧な案内で使われやすい

どちらも丁寧な表現ですが、文章全体の雰囲気に合わせて選ぶとよいですよ。

場面別に使いやすい言い換え表現

場面別に使いやすい言い換え表現

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は便利な表現ですが、場面によっては別の言い方にした方が自然です。

特に、相手に確認してほしいときや、やわらかく伝えたいときは、言い換え表現を知っておくと安心ですよね。

ここでは、場面別に使いやすい言い換えを紹介します。

確認してほしいときの言い換え

相手に内容を見てほしい場合は、「ご承知おき」ではなく「ご確認」を使う方が自然です。

たとえば、資料や添付ファイル、日程、内容の正しさを見てもらいたいときですね。

使いやすい表現は、次の通りです。

言い換え表現 使いやすい場面
ご確認のほどよろしくお願いいたします 内容を見てほしいとき
ご確認いただけますと幸いです やわらかくお願いしたいとき
お手すきの際にご確認ください 急ぎではない確認をお願いするとき
内容をご確認いただけますでしょうか 丁寧に確認を依頼したいとき

「ご確認いただけますと幸いです」は、上司にも使いやすいやわらかい表現です。

相手に作業をお願いする感じがあるときは、このような言葉を選ぶと安心ですよ。

理解してほしいときの言い換え

事情や背景をわかってほしいときは、「ご理解」を使うと自然です。

たとえば、変更に理由がある場合や、対応に時間がかかる場合などですね。

言い換え表現 使いやすい場面
ご理解のほどよろしくお願いいたします 事情を理解してほしいとき
ご理解いただけますと幸いです やわらかく伝えたいとき
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます 改まった文書で使いたいとき
事情をご理解いただけますと幸いです 理由をくみ取ってほしいとき

「ご理解」は、相手に事情を受け止めてほしいときに使いやすい表現です。

ただし、相手に迷惑をかける場面では、先にお詫びの言葉を添えると、より丁寧な文章になります。

了承してほしいときの言い換え

相手に変更や事情を受け入れてほしいときは、「ご了承」を使うことがあります。

たとえば、対応時間の変更や、返信に時間がかかる案内などです。

言い換え表現 使いやすい場面
ご了承のほどよろしくお願いいたします 変更や事情を受け入れてほしいとき
ご了承いただけますと幸いです やわらかく伝えたいとき
あらかじめご了承ください 事前に知らせておきたいとき
ご容赦くださいますようお願いいたします 相手に不便をかける可能性があるとき

ただし、「ご了承ください」は少し一方的に見えることがあります。

上司や取引先に使う場合は、「恐れ入りますが」「ご不便をおかけいたしますが」などを添えると、やわらかくなりますよ。

軽く共有したいときの言い換え

そこまで改まった内容ではなく、軽く共有したいだけのときは、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」だと少し堅く感じることがあります。

社内チャットや上司との日常的なやり取りでは、もう少し自然な表現にしても大丈夫です。

言い換え表現 使いやすい場面
念のため共有いたします 参考情報を伝えたいとき
取り急ぎ共有いたします 早めに知らせたいとき
ご参考までにお送りします 参考資料を送るとき
共有まで失礼いたします 軽く知らせたいとき

軽めの共有では、相手に何かを強く求めない表現にすると自然です。

ただし、重要な変更や正式な案内の場合は、少し丁寧な表現を選ぶ方が安心です。

相手にやわらかく伝えたいときの言い換え

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が少し堅いと感じるときは、やわらかい言い換えにするとよいです。

上司へのメールでも、内容によってはやわらかい表現の方が自然に伝わることがあります。

堅めの表現 やわらかい言い換え
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします 念のためお知らせいたします
ご承知おきください あらかじめご確認いただけますと幸いです
ご承知おきのほどお願い申し上げます ご理解いただけますと幸いです
その旨ご承知おきください その点だけご留意いただけますと幸いです

やわらかく伝えたいときは、「知っておいてください」という圧を少し弱めるのがポイントです。

「念のため」「恐れ入りますが」「お手すきの際に」などを入れると、ぐっとやさしい文章になりますよ。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を失礼に見せないコツ

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を失礼に見せないコツ

上司や取引先に使える表現だとわかっても、「失礼に見えないかな」と気になることはありますよね。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は丁寧な言葉ですが、文章の流れによっては少し冷たく見えることがあります。

失礼に見せないためには、前置きやクッション言葉を入れたり、相手に何をしてほしいのかを整理したりすることが大切です。

ここでは、自然に使うためのコツを紹介します。

いきなり使わず前置きを入れる

いきなり「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」と書くと、少し唐突に見えることがあります。

特に、変更や案内のメールでは、まず何についての連絡なのかを伝えましょう。

たとえば、「明日の会議時間についてご連絡いたします」「来月からの手続き変更についてお知らせいたします」などの前置きがあると、読み手も内容を受け取りやすくなります。

前置きがあるだけで、文章全体が整って見えるんです。

前置きなし 前置きあり
会議時間が変更となりました。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。 明日の会議時間についてご連絡いたします。開始時間が変更となりましたので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

少しの違いですが、前置きを入れると丁寧な感じが増しますよ。

「恐れ入りますが」などのクッション言葉を添える

相手に不便をかける可能性がある内容では、クッション言葉を添えるとやわらかくなります。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」だけだと、少し事務的に見える場面でも、クッション言葉があると印象が変わります。

使いやすいクッション言葉には、次のようなものがあります。

クッション言葉 使いやすい場面
恐れ入りますが 丁寧に伝えたいとき
急なご案内となり恐縮ですが 急な変更を知らせるとき
ご不便をおかけいたしますが 相手に不便があるとき
お手数をおかけいたしますが 相手に手間がかかるとき

たとえば、「急なご案内となり恐れ入りますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」とすると、相手への配慮が伝わりやすくなります。

決定事項なのかお願いなのかを分けて考える

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」を使う前に、その内容が決定事項なのか、お願いなのかを考えてみましょう。

決定事項を伝える場合は、この表現が合いやすいです。

一方で、相手に確認や作業をお願いする場合は、「ご確認いただけますと幸いです」「ご対応のほどよろしくお願いいたします」などの方が自然です。

内容 向いている表現
決まった内容を知らせる ご承知おきのほどよろしくお願いいたします
内容を確認してほしい ご確認いただけますと幸いです
作業をお願いしたい ご対応のほどよろしくお願いいたします
判断してほしい ご判断いただけますでしょうか

このように分けると、メールの文末で迷いにくくなります。

丁寧な表現を使うことも大切ですが、相手に伝えたい目的に合っているかが一番大事ですよ。

文章全体が冷たくならないように整える

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、文末だけを見ると丁寧です。

でも、本文全体が短すぎたり、事実だけを並べたりすると、少し冷たく見えることがあります。

たとえば、「本日よりルールが変更となります。ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。」だけだと、相手によっては少しそっけなく感じるかもしれません。

その場合は、「詳細は下記をご確認ください」「ご不明点がありましたらお知らせください」などを添えると、安心感が出ます。

本日より、申請方法が一部変更となります。
詳細は下記をご確認ください。

ご不明点がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

このように、相手が困ったときの案内も添えると、やさしい文章になります。

メールやチャットで使うときの注意点

メールやチャットで使うときの注意点

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、メールでは使いやすい表現ですが、チャットでは少し堅く見えることがあります。

また、同じメールの中で何度も使うと、文章全体が重く感じられることもあります。

言葉そのものは丁寧でも、使う頻度や連絡ツールによって、読み手の感じ方は変わるんです。

ここでは、メールやチャットで使うときに気をつけたいポイントを紹介します。

何度も使うと堅い文章に見えやすい

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、丁寧なぶん、少し堅い表現です。

そのため、ひとつのメールの中で何度も使うと、文章が重く見えやすくなります。

特に、複数の案内事項があるメールでは、毎回この表現を入れる必要はありません。

大切な部分にだけ使い、ほかの部分は「ご確認ください」「ご参考ください」などに言い換えると、読みやすくなります。

同じ表現が続くと、相手も少し疲れてしまうことがありますよね。

丁寧さを保ちながらも、文章全体の読みやすさを意識するとよいですよ。

短文チャットでは少し重く感じられることがある

社内チャットや短いメッセージでは、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が少し重く見えることがあります。

チャットはメールよりもスピード感があり、文章も短めになることが多いですよね。

そのため、軽い共有であれば「念のため共有します」「本日から変更です」「ご確認お願いします」くらいの方が自然な場合もあります。

たとえば、チャットでは次のように言い換えられます。

堅めの表現 チャット向きの表現
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします 念のため共有します
その旨ご承知おきください その点だけご確認お願いします
ご承知おきいただけますと幸いです ご確認いただけると助かります

ただし、役職者向けの正式な連絡や、社内全体への周知では、チャットでも丁寧な表現が合うことがあります。

相手と内容に合わせて選びましょう。

相手に行動してほしいときは別の言葉を選ぶ

相手に行動してほしいときは、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」だけでは伝わりにくいことがあります。

たとえば、資料の提出、返信、確認、修正などをお願いしたい場合です。

この表現は「知っておいてください」という意味なので、相手が「読むだけでいいのかな」と思ってしまう可能性があります。

相手にしてほしいことがある場合は、具体的な言葉を入れましょう。

してほしいこと 使いやすい表現
返信してほしい ご返信いただけますと幸いです
確認してほしい ご確認のほどよろしくお願いいたします
作業してほしい ご対応いただけますでしょうか
修正してほしい ご修正いただけますと幸いです

メールでは、相手に何をしてほしいのかがはっきりしている方が親切です。

「ご承知おき」は、行動を求める言葉ではないと覚えておくと安心ですよ。

相手との関係性によって表現を調整する

同じ上司でも、関係性によって自然な表現は変わります。

普段からかしこまったやり取りをする上司であれば、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は使いやすいです。

一方で、日常的に会話が多く、フランクなやり取りが中心の上司には、少し堅く感じられることもあります。

その場合は、「念のため共有いたします」「ご確認いただけますと幸いです」などに言い換えてもよいですね。

大切なのは、相手に失礼がないことと、内容がわかりやすく伝わることです。

敬語は正しさだけでなく、相手との距離感に合わせることで、より自然に使えるようになりますよ。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」に関するよくある疑問

最後に、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」に関するよくある疑問をまとめます。

似た表現が多い言葉なので、使おうとしたときに迷うこともありますよね。

ここでは、上司へのメールや社内連絡で気になりやすいポイントをやさしく整理します。

「ご承知おきください」は上司に失礼?

「ご承知おきください」は、上司に対して必ず失礼になる言葉ではありません。

ただし、「ください」で終わるため、少しきっぱりした感じに見えることがあります。

そのため、上司に使うなら「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」や「ご承知おきいただけますと幸いです」の方がやわらかく見えやすいです。

特に、相手に不便をかける内容では、クッション言葉を添えると安心です。

たとえば、「恐れ入りますが、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」とすると、丁寧な感じになりますよ。

メールの締めの言葉として使ってもいい?

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、メールの締めの言葉として使えます。

ただし、締めに使う場合は、その前の内容が「知っておいてほしい情報」であることが大切です。

確認してほしい内容なら「ご確認のほどよろしくお願いいたします」、対応してほしい内容なら「ご対応のほどよろしくお願いいたします」の方が合います。

つまり、メールの締めとして使えるかどうかは、本文の目的によって変わります。

「相手に何をしてほしいのか」を考えると、自然な締め方が選びやすいですよ。

「承知しました」と同じ意味で考えていい?

「承知しました」と「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、同じ「承知」という言葉を使っていますが、意味は少し違います。

「承知しました」は、自分が相手の内容を理解したときに使う返事です。

一方で、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、相手に知っておいてほしいときに使う表現です。

表現 誰が理解するか 使う場面
承知しました 自分が理解する 返事をするとき
ご承知おきのほどよろしくお願いいたします 相手に理解してもらう 共有や案内をするとき

同じ言葉が入っていても、使う向きが違うんです。

混同しないようにすると、メール文も整いやすくなりますよ。

社内チャットで使うと不自然?

社内チャットで使っても間違いではありません。

ただし、チャットの雰囲気によっては、少し堅く見えることがあります。

たとえば、社内全体へのお知らせや、正式な連絡であれば自然に使えます。

一方で、直属の上司への短い連絡や、チーム内の軽い共有では、「念のため共有します」「ご確認お願いします」などの方がなじみやすい場合もあります。

チャットはメールよりも短く、やり取りのテンポが早いことが多いですよね。

そのため、丁寧さを保ちつつ、重くなりすぎない表現を選ぶとよいです。

もっとやわらかい表現にするなら何がいい?

もっとやわらかく伝えたい場合は、「念のためお知らせいたします」「ご確認いただけますと幸いです」「お含みおきいただけますと幸いです」などに言い換えることができます。

どの表現が合うかは、伝えたい内容によって変わります。

伝えたい内容 やわらかい表現
軽く共有したい 念のためお知らせいたします
内容を見てほしい ご確認いただけますと幸いです
事情を知っておいてほしい お含みおきいただけますと幸いです
理由を理解してほしい ご理解いただけますと幸いです

上司に送るメールでは、やわらかさと丁寧さのバランスが大切です。

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」が少し堅いと感じるときは、無理に使わず、内容に合う表現を選ぶと自然ですよ。

まとめ:「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は場面に合わせて使えば失礼になりにくい

「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、上司や目上の人にも使える丁寧な表現です。

意味としては、「前もって知っておいてください」「その点を理解しておいてください」というニュアンスがあります。

そのため、予定変更や社内ルールの案内、決定事項の共有など、すでに決まった内容を伝える場面では使いやすい言葉です。

一方で、相手に確認や判断をお願いしたいとき、謝罪をしたいとき、作業をお願いしたいときには、別の表現の方が自然です。

たとえば、確認してほしいなら「ご確認いただけますと幸いです」、対応してほしいなら「ご対応のほどよろしくお願いいたします」、事情を理解してほしいなら「ご理解のほどよろしくお願いいたします」が使いやすいですよ。

また、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、少し事務的に見えることもあります。

上司や取引先に使うときは、「恐れ入りますが」「ご不便をおかけいたしますが」などのクッション言葉を添えると、やわらかく丁寧に伝わりやすくなります。

敬語は、正しい言葉を選ぶことも大切ですが、相手が読んだときにどう感じるかを考えることも大切です。

場面に合わせて使い分ければ、「ご承知おきのほどよろしくお願いいたします」は、ビジネスメールで安心して使える便利な表現になりますよ。

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