衣類の黄ばみや靴の汚れ、お風呂やキッチンの掃除など、幅広く使えることで人気のオキシクリーン。
SNSなどで「オキシ漬け」という言葉を見かけて、試してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際に使おうとすると、「どのくらい入れればいいの?」「この素材に使って大丈夫?」「つけ置き以外にも使い方があるの?」と迷ってしまいますよね。
オキシクリーンは便利な酸素系漂白剤ですが、すべての衣類や家具、調理器具に使えるわけではありません。
金属や革、ウール、シルク、畳、仕上げ加工された木材など、使用を避けたほうがよいものもあります。
また、日本で販売されているオキシクリーンにはいくつか種類があり、商品によって成分や付属スプーンの大きさが異なることもあります。
そのため、インターネットで見かけた分量をそのまま使うのではなく、手元にある商品のパッケージを確認することが大切なんです。
この記事では、オキシクリーンの基本的な使い方から、場所別の手順、使えるもの・使えないもの、失敗を防ぐための注意点まで、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
これから初めて使う方はもちろん、いつもの使い方が合っているか確認したい方も、ぜひ参考にしてくださいね。
オキシクリーンを使う前に確認したい基本ポイント

オキシクリーンを上手に使うためには、いきなり粉を入れるのではなく、使う物の素材や商品の表示を確認することが大切です。
基本を押さえておけば、「思っていたより汚れが落ちなかった」「素材が変色してしまった」という失敗も防ぎやすくなりますよ。
使えるもの・避けたいものを最初にチェックする
オキシクリーンは、衣類、布製品、食器、お風呂用品など、さまざまな物の汚れ落としに使えます。
一方で、どんな素材にも使えるわけではありません。
ウールやシルク、革製品、畳、大理石、金属、仕上げ加工された木材などは、変色や傷みにつながる可能性があるため、使用を避ける必要があります。
衣類に使うときは、洗濯表示を確認して、水洗いできる物かどうかを見ておきましょう。
「水洗い不可」や「ドライクリーニングのみ」と表示されている衣類には、基本的に使用できません。
色柄物に使う場合は、目立たない裏側などに少量の溶液を付け、色落ちや変色が起こらないか確かめてから使うと安心です。
また、同じ「床」「食器」「フライパン」という名前でも、使われている素材や表面加工は製品によって異なります。
迷ったときは、オキシクリーンの表示だけでなく、掃除したい物の取扱説明書も確認してくださいね。
お湯の温度・分量・つけ置き時間は商品表示に従う
粉末タイプのオキシクリーンは、水よりも40℃から60℃程度のお湯に溶かしたほうが使いやすいと案内されています。
冷たい水では粉が溶け残りやすいため、まずは適温のお湯にしっかり溶かすことがポイントです。
ただし、熱ければ熱いほどよいわけではありません。
熱湯を使うと、洗う物の素材を傷めたり、容器が変形したりする可能性があります。
衣類をつける場合は、衣類の洗濯表示に書かれている上限温度も確認しましょう。
分量については、商品ごとに付属スプーンの大きさや使用量が異なることがあります。
「スプーン1杯」とだけ覚えず、使用する商品のパッケージに書かれた分量を優先してください。
つけ置き時間は20分程度がひとつの目安で、公式の案内では最大6時間までとされています。
長くつければ必ずきれいになるとは限らないので、最初は短めに様子を見ると安心ですよ。
ゴム手袋を使い、換気しながら作業する
オキシクリーンを使うときは、ゴム手袋を着けて作業しましょう。
粉や溶液が手に付いたまま作業を続けると、肌への負担につながることがあります。
粉を容器に入れるときは、勢いよく振り入れず、粉が舞い上がらないようにゆっくり扱ってください。
室内で使う場合は、窓を開けたり換気扇を回したりして、空気がこもらないようにします。
また、洗浄中の容器は、子どもやペットが触れない場所に置いておきましょう。
途中でその場を離れる場合は、家族が誤って触ったり、飲み物と間違えたりしないように注意が必要です。
使用後は手を洗い、使った桶やブラシなどもよくすすいでおくと安心です。
オキシクリーンの基本的な4つの使い方

オキシクリーンには、つけ置きする方法だけでなく、かける、拭く、洗濯に加えるといった使い方があります。
汚れた物の大きさや、動かせるかどうかに合わせて使い分けると、お掃除がしやすくなりますよ。
オキシ漬け|衣類や小物をつけ置きする
オキシ漬けは、オキシクリーンを溶かしたお湯に、汚れた物をつけ置きする方法です。
衣類、タオル、上履き、プラスチック製のお風呂用品など、容器に入れられる物に向いています。
まず、金属製ではない桶や洗面器を用意し、40℃から60℃程度のお湯を入れます。
商品表示に従った量のオキシクリーンを加え、粉が残らないようにしっかり混ぜましょう。
そこへ洗いたい物を入れ、全体が溶液につかるようにします。
20分程度置いたら、汚れの状態を確認してください。
必要に応じて柔らかいブラシやスポンジで軽くこすり、最後に流水で十分にすすぎます。
衣類やタオルは、すすいだあとに通常どおり洗濯するとよいでしょう。
金属製のボタンやファスナー、飾りが付いている衣類は、変色する可能性があるため注意してくださいね。
オキシかけ|漬けにくい場所へ溶液をかける
オキシかけは、容器につけられない物や、部分的な汚れにオキシ溶液をかける方法です。
たとえば、浴室の床や壁、玄関まわりなど、取り外してつけ置きできない場所に使いやすい方法です。
金属製ではない容器にお湯とオキシクリーンを入れ、粉が残らないように混ぜます。
作った溶液を汚れへかけ、しばらくなじませたあと、スポンジやブラシでやさしくこすります。
最後は水でしっかり洗い流しましょう。
溶液が乾くまで放置すると、白い跡が残ることがあります。
一度に広い範囲へかけるのではなく、すすぎまで終えられる範囲ごとに作業するのがおすすめです。
壁に使う場合は、液だれしやすいため、下から上へ少しずつ作業するとムラを防ぎやすくなりますよ。
オキシ拭き|床や壁などを拭き掃除する
オキシ拭きは、オキシ溶液に雑巾やウエスを浸し、汚れた場所を拭く方法です。
水洗いできる床や壁、棚、ドアなど、つけ置きも水をかけることも難しい場所に向いています。
40℃から60℃程度のお湯にオキシクリーンを溶かしたら、雑巾を浸して固く絞ります。
汚れた部分を拭き、必要に応じて少し時間を置きます。
その後、きれいな水で濡らして固く絞った雑巾で水拭きし、最後に乾拭きをしましょう。
オキシ溶液を拭き取らずに残すと、乾いたあとに白っぽく見えることがあります。
なお、畳や無垢材、ワックスや塗装で仕上げられた木材には使用できません。
一般的なフローリングも、表面加工によって使用できるかどうかが異なるため、床材メーカーの案内を確認してください。
オキシ足し|洗濯時に洗剤と一緒に加える
オキシ足しは、いつもの洗濯にオキシクリーンを加える方法です。
衣類の汗汚れや、タオルのくすみ、普段の洗濯では落としにくい汚れが気になるときに取り入れやすいですよ。
公式の基本的な手順では、洗濯槽へオキシクリーンを直接入れ、その後に通常の洗濯洗剤を入れて洗濯します。
柔軟剤も一緒に使用できます。
ただし、投入口へ入れるのか、洗濯槽へ直接入れるのかは、商品や洗濯機によって異なる場合があります。
必ずオキシクリーンのパッケージと、洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。
衣類を入れる前に、ウール、シルク、革、水洗いできない衣類が混ざっていないか確認することも大切です。
色柄物にも使用できますが、初めて洗う衣類や色の濃い物は、色落ちテストをしておくと安心です。
場所別に見るオキシクリーンの使い方

ここからは、オキシクリーンを衣類や靴、キッチン、お風呂などに使うときの基本的な手順をご紹介します。
場所によって向いている使い方が異なるため、掃除したい物に合わせて選んでくださいね。
衣類の黄ばみや食べこぼしを落とす方法
衣類の黄ばみや食べこぼしには、汚れの範囲に合わせてオキシ漬けやオキシかけを使います。
広い範囲の黄ばみや汗汚れなら、桶にオキシ溶液を作り、衣類を20分程度つけ置きします。
部分的な食べこぼしであれば、溶液を汚れた部分へなじませる方法も便利です。
つけ置き後は、汚れた部分を強くこすらず、やさしくもみ洗いします。
その後、十分にすすいでから、いつもどおり洗濯しましょう。
衣類によっては、お湯につけることで縮んだり、色が変わったりすることがあります。
洗濯表示を確認し、表示された温度の範囲内で使ってください。
金属製のボタンやファスナー、プリント、刺しゅう、装飾が付いた服は、目立たない部分で試してから使うと安心ですよ。
靴や上履きをつけ置きする方法
布製の上履きやスニーカーは、オキシ漬けで汚れをゆるめてから洗うと、お手入れしやすくなります。
最初に靴底の泥や砂をブラシで落としておきましょう。
そのままお湯へ入れると、泥が溶液の中に広がり、かえって洗いにくくなることがあります。
桶に40℃から60℃程度のお湯とオキシクリーンを入れてよく混ぜ、靴を20分程度つけ置きします。
汚れがゆるんだら、ブラシで軽くこすり、洗浄成分が残らないように十分すすぎましょう。
洗ったあとは、風通しのよい日陰で乾かします。
革や合成皮革を使った靴、金属の飾りが付いた靴、水洗いできない靴には使用できません。
接着剤で貼り合わせた靴は、お湯や長時間のつけ置きによって剥がれることもあるため、短めの時間から試してくださいね。
キッチン用品やふきんを洗う方法
ふきんやプラスチック製の保存容器、陶器、ガラス製品などの汚れには、オキシ漬けが使いやすいです。
桶やシンクにオキシ溶液を作り、洗いたい物を入れて20分程度つけ置きします。
つけ置き後はスポンジでやさしく洗い、流水で十分にすすぎましょう。
特に、口に触れる食器や調理用品は、溶液が残らないよう丁寧にすすぐことが大切です。
一方で、包丁、アルミ製品、ステンレスを含む金属製品、金属のふちや飾りがある食器には注意が必要です。
オキシクリーンの公式案内では、金属全般は使用できない物に含まれています。
フライパンや鍋も、本体の素材や表面加工によって扱いが異なります。
「食器に使えるから大丈夫」と考えず、調理器具の取扱説明書を確認しましょう。
浴槽やお風呂用品をまとめて掃除する方法
浴槽を使ったオキシ漬けでは、洗面器、風呂いす、浴槽のふたなどをまとめてつけ置きできます。
浴槽に適温のお湯をため、商品表示に従った量のオキシクリーンを入れて、よく溶かします。
そこへ水洗いできるお風呂用品を入れ、20分程度つけ置きしましょう。
汚れが気になる部分はスポンジで軽くこすり、最後に浴槽とお風呂用品を十分にすすぎます。
ただし、浴槽には人工大理石やホーローなど、さまざまな素材があります。
給湯器や追いだき配管についても、メーカーによって使用できる洗浄剤が異なります。
オキシクリーンを入れる前に、浴槽や給湯設備の取扱説明書を確認してください。
金属製の排水口部品や金属の飾りに溶液が付いた場合は、そのまま放置せず、すぐに水で洗い流しましょう。
洗濯槽を掃除するときの使い方
洗濯槽の汚れが気になるときは、洗濯機の種類や取扱説明書を確認したうえで掃除します。
洗濯機によっては、粉末タイプの酸素系漂白剤を使用できなかったり、指定された専用クリーナー以外を使えなかったりすることがあります。
特にドラム式洗濯機は、縦型洗濯機とは水量や洗浄方法が異なります。
一般的なオキシクリーンを自己判断で入れるのではなく、対応する洗濯槽クリーナーや、洗濯機メーカーが推奨する方法を選ぶと安心です。
オキシクリーンには、ドラム式にも使用できる洗濯槽クリーナーも販売されています。
洗濯機の種類に合わない方法で掃除すると、泡が多くなったり、排水しにくくなったりすることがあります。
掃除前には、必ず洗濯機と洗浄剤の両方の表示を確認してくださいね。
床や壁を拭くときの注意点
床や壁の汚れには、オキシ溶液を含ませて固く絞った雑巾で拭く方法があります。
キッチンの床やビニールクロスなど、水拭きできる素材に使いやすい方法です。
まず目立たない場所を少し拭き、色落ちや光沢の変化がないか確認します。
問題がなければ、汚れた部分を少しずつ拭きましょう。
オキシ拭きのあとは、水拭きと乾拭きを行い、洗浄成分や水分を残さないようにします。
畳、仕上げ木材、無垢材、大理石には使用できません。
フローリングも、ワックスやコーティングが落ちたり、表面が白っぽくなったりする可能性があります。
素材が分からない場合は無理に使用せず、床材や壁紙のメーカーが案内している掃除方法を選びましょう。
オキシクリーンが使えるもの・使えないもの一覧

オキシクリーンを安全に使うには、「何を掃除するか」だけでなく、「何でできているか」を確認することが大切です。
見た目が似ていても素材が違うことがあるため、商品タグや取扱説明書を確認してくださいね。
衣類や布製品に使えるか判断するポイント
衣類や布製品に使えるか確認するときは、まず洗濯表示を見ます。
家庭で水洗いできる綿、麻、ポリエステルなどには使える場合が多いですが、素材の組み合わせや染色方法によっては色落ちすることがあります。
色柄物にも使用できますが、必ず目立たない部分で試してから全体に使いましょう。
ウール、シルク、革、水洗いできない衣類、ドライクリーニングのみの衣類には使用できません。
また、素材そのものが使える場合でも、金属製のボタンやファスナー、ビーズ、スパンコールなどが付いている場合は注意が必要です。
お気に入りの服や、買ったばかりの服に使うときは、無理につけ置きせず、衣類に合ったお手入れ方法を選ぶと安心ですよ。
食器やキッチン用品に使えるか判断するポイント
陶器、ガラス、耐熱性のあるプラスチックなどは、オキシクリーンを使える場合があります。
ただし、金や銀の装飾が施された食器、木製食器、漆器、金属製品などには使用を避けましょう。
プラスチック製品も、耐熱温度が低い物に熱いお湯を使うと変形することがあります。
容器の底やパッケージに書かれている耐熱温度を確認してください。
調理器具は、同じフライパンや鍋でも、アルミ、鉄、ステンレス、ホーローなど素材がさまざまです。
さらに、内側にフッ素樹脂加工などのコーティングが施されていることもあります。
分からない場合は、オキシ漬けをせず、調理器具メーカーが案内している方法で洗うのが安心です。
床・家具・住宅設備に使えるか判断するポイント
床や家具に使う場合は、水拭きができる素材かどうかを確認します。
水拭き可能なビニール素材や樹脂製品には使えることがありますが、表面の塗装やコーティングによっては変色する可能性があります。
木製家具やフローリングは、見た目だけでは表面加工の種類が分かりにくいですよね。
仕上げ木材やチーク材などは使用できない物として案内されているため、自己判断で使わないほうが安心です。
洗面台や浴槽、キッチンの天板なども、人工大理石、天然石、ホーロー、樹脂といったさまざまな素材があります。
設備の取扱説明書に「酸素系漂白剤が使える」と書かれているか確認してから使用しましょう。
使用を避けたい素材と製品の早見表
オキシクリーンが使えるか迷ったときは、次の表を参考にしてください。
ただし、同じ素材名でも加工や製品によって扱いが異なるため、最終的には商品表示や取扱説明書を優先しましょう。
| 素材・製品 | 使用の目安 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 綿・麻・化学繊維 | 使用できる場合が多い | 洗濯表示と色落ち |
| 色柄物の衣類 | 使用できる場合がある | 目立たない場所で試す |
| 陶器・ガラス | 使用できる場合がある | 金属装飾の有無 |
| プラスチック製品 | 使用できる場合がある | 耐熱温度と水洗いの可否 |
| ウール・シルク | 使用を避ける | 縮みや傷みにつながる可能性 |
| 革製品 | 使用を避ける | 変色や硬化につながる可能性 |
| 金属製品 | 使用を避ける | 変色する可能性 |
| 畳・仕上げ木材 | 使用を避ける | シミや表面の傷み |
| 大理石 | 使用を避ける | 表面を傷める可能性 |
| 水洗いできない物 | 使用を避ける | 洗濯表示や取扱説明書 |
失敗を防ぐために知っておきたい使い方の注意点

オキシクリーンは便利ですが、使い方を間違えると、素材の変色や傷みにつながることがあります。
ここでは、特に気を付けたいポイントを確認しておきましょう。
金属製品を長時間つけ置きしない
オキシクリーンの公式案内では、金属全般や金属製の付属品は、使えない物として挙げられています。
アルミ鍋、包丁、金属製の水筒、金属のざるなどを、そのままオキシ漬けするのは避けましょう。
衣類やバッグも、金属製のファスナー、ボタン、金具が付いていることがあります。
布部分だけを洗いたい場合でも、金属部分が溶液につからないように注意が必要です。
誤って金属部分に溶液が付いたときは、放置せず、すぐに水で洗い流しましょう。
「ステンレスなら絶対に大丈夫」などと判断せず、メーカーの案内を優先してくださいね。
コーティング加工された調理器具には慎重に使う
フッ素樹脂加工などが施されたフライパンや鍋は、表面のコーティングを守るため、強い洗浄や長時間のつけ置きを避けたほうがよい場合があります。
見た目では金属部分が露出していなくても、細かな傷や縁の部分から溶液が触れる可能性もあります。
また、調理器具の外側と内側で素材が違うこともあります。
オキシクリーンが食器に使えるからといって、すべてのフライパンや鍋に使えるわけではありません。
焦げや油汚れを落としたいときは、まず調理器具の取扱説明書を確認し、メーカーが推奨する洗い方を選びましょう。
長く使いたい大切な調理器具ほど、自己流のオキシ漬けは避けたほうが安心ですよ。
ウール・シルク・革製品には使わない
ウール、ウール混紡、シルク、シルク混紡、革製品にはオキシクリーンを使用できません。
これらの素材は、水やお湯、洗浄剤の影響を受けやすく、縮み、変形、色落ち、手触りの変化につながることがあります。
ニットやストール、下着などは、見た目だけでは素材が分かりにくいこともありますよね。
洗う前に必ず品質表示タグを確認しましょう。
バッグや靴についても、一部に革が使われている場合があります。
布部分が中心でも、持ち手や飾りが革製であれば、丸ごとつけ置きするのは避けてください。
水洗いできない物は、クリーニング店や製品メーカーへお手入れ方法を確認すると安心です。
畳や仕上げ木材には使用しない
畳や仕上げ加工された木材は、オキシクリーンを使えない素材に含まれています。
畳へ溶液を付けると、色むらやシミ、水分による傷みにつながる可能性があります。
木材も、表面の塗装やワックスが変化したり、白っぽくなったりすることがあります。
フローリングや木製家具を掃除したい場合は、「木だから少しくらいなら大丈夫」と考えず、素材や表面加工を確認しましょう。
水拭きできる床であっても、酸素系漂白剤を使えるとは限りません。
床材や家具のメーカーが案内している中性洗剤などを使うほうが、失敗を防ぎやすいですよ。
ほかの漂白剤や洗浄剤と安易に混ぜない
オキシクリーンを使うときは、塩素系漂白剤、還元系漂白剤、アンモニアを含む製品、家庭用洗剤などと混ぜないようにしましょう。
公式の商品案内でも、洗濯洗剤以外の製品とは混ぜないよう注意されています。
「別の洗剤も加えたほうが、もっと汚れが落ちそう」と感じることもあるかもしれません。
しかし、異なる洗浄剤を混ぜると、成分同士がどのように変化するか分かりません。
掃除する場所に別の洗剤が残っている場合は、一度水で十分に洗い流してからオキシクリーンを使いましょう。
オキシ足しとして洗濯に使用する場合は、商品表示に従って、普段の洗濯洗剤や柔軟剤と組み合わせてください。
熱湯を使ったり溶液を密閉したりしない
オキシクリーンを早く溶かしたいからといって、熱湯を使うのは避けましょう。
公式の使い方では、40℃から60℃程度のお湯が案内されています。
熱すぎるお湯は、衣類やプラスチック容器を傷めることがあります。
また、オキシクリーンを別の密閉容器へ詰め替えたり、溶液をペットボトルやふた付き容器へ入れて密閉したりしないでください。
オキシクリーンは、お湯に溶かすと酸素の泡を放出する性質があります。
溶液を作るときやつけ置きするときは、密閉せず、ふたのない桶や洗面器などを使いましょう。
粉末の保管方法についても、商品パッケージに書かれた注意事項に従ってくださいね。
作った溶液を長期間保存しない
オキシクリーンを溶かした液は、作り置きせず、その日の掃除で使い切りましょう。
「多めに作っておけば、次の掃除にも使えて便利そう」と感じますよね。
しかし、溶かしてから時間がたつと、オキシクリーン本来の働きが弱くなっていきます。
余った溶液を密閉容器やスプレーボトルへ入れて保管することも避けてください。
使用するたびに、必要な量だけ作るのが基本です。
余った場合の扱いは商品表示を確認し、大量の溶液を一度に流さないようにしましょう。
必要な量が分からないときは、最初から多く作らず、少なめに作って足りなければ追加すると無駄を減らせますよ。
オキシクリーンとは?特徴を簡単に解説

オキシクリーンは、衣類や家の中のさまざまな汚れに使える酸素系漂白剤です。
ここでは、どのような特徴があるのかを簡単に見ていきましょう。
酸素系漂白剤として汚れを落とす仕組み
粉末タイプのオキシクリーンは、お湯に溶かすことで酸素の泡を放出し、汚れを浮かせて落としやすくします。
汗や皮脂、食べこぼしなど、普段の洗濯や水拭きだけでは落としにくい汚れのお手入れに使われています。
衣類だけでなく、水洗いできる食器、お風呂用品、床や壁など、幅広い場所に使えるのが特徴です。
ただし、どのような汚れでも必ず落ちるわけではありません。
時間がたった汚れや素材に染み込んだ汚れは、完全には落ちないこともあります。
素材を傷めないためにも、一度で落とそうとして濃い溶液を使ったり、必要以上に長くつけ置きしたりせず、商品表示の範囲内で使いましょう。
塩素系漂白剤との使い方の違い
オキシクリーンは酸素系漂白剤です。
塩素系漂白剤とは成分や使用方法が異なり、色柄物にも使える場合があるのが特徴です。
ただし、「酸素系だからどんな色柄物にも使える」という意味ではありません。
染料や素材によっては色落ちするため、洗濯表示の確認と色落ちテストが必要です。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤には、それぞれ使用できる素材や場所があります。
目的に応じて使い分け、両方を混ぜることは避けましょう。
以前に塩素系漂白剤を使った容器や場所へオキシクリーンを使う場合は、成分が残らないよう十分に水で洗い流してから作業してください。
日本版とアメリカ版で異なるポイント
日本で販売されているオキシクリーンには、無香料で界面活性剤を使用していないタイプと、香りや界面活性剤が加えられたオキシクリーンEXなどがあります。
公式サイトでは、無香料で泡立ちが少ない商品が「オキシクリーン」、香り付きで洗浄成分が入った商品が「オキシクリーンEX」と案内されています。
一般的に、日本版、アメリカ版と呼ばれることがありますが、商品名だけで判断せず、パッケージの成分や使い方を確認することが大切です。
界面活性剤入りの商品は泡立ちやすいため、使用する場所や洗濯機によっては、量に注意する必要があります。
付属スプーンの大きさや基本の分量も商品によって異なります。
別の商品で紹介されている「スプーン1杯」を、そのまま手元の商品へ当てはめないようにしてくださいね。
オキシクリーンの使い方に関するよくある疑問

最後に、オキシクリーンを使うときに迷いやすいポイントをまとめました。
初めて使う方は、作業前に確認しておくと安心ですよ。
お風呂の残り湯を使ってもよいですか?
お風呂の残り湯を使えるかどうかは、掃除する物や残り湯の状態によって判断が変わります。
入浴剤が入っている残り湯には、別の成分が含まれているため、オキシクリーンを加えるのは避けたほうが安心です。
汚れが多い残り湯も、衣類や食器のつけ置きには向いていません。
また、残り湯の温度が下がっていると、粉末が溶けにくいことがあります。
きれいな状態のお湯を使い、40℃から60℃程度に調整したほうが、分量や温度を管理しやすいですよ。
浴槽で使用する場合は、浴槽の素材や給湯設備の取扱説明書も確認してください。
重曹やクエン酸と一緒に使えますか?
オキシクリーンへ重曹やクエン酸を自己判断で混ぜるのは避けましょう。
それぞれ単独では掃除に使われることがありますが、混ぜることで汚れ落ちが必ずよくなるわけではありません。
特にクエン酸は酸性の洗浄剤なので、オキシクリーンと同じ容器へ入れず、別々に使うほうが安心です。
複数の洗浄剤を使いたい場合は、一度目の掃除が終わったあとに十分な水ですすぎ、成分が残っていないことを確認してから次の洗浄剤を使います。
基本的には、オキシクリーンだけで使い、商品表示に書かれていない組み合わせは避けてくださいね。
作ったオキシ溶液は保存できますか?
作ったオキシ溶液は保存せず、必要なときに必要な量だけ作って使い切りましょう。
溶かしてから時間がたつと、汚れを落とす働きが弱くなっていきます。
翌日の掃除用として取っておいたり、スプレーボトルへ移して常備したりする使い方はおすすめできません。
特に、ペットボトルやふた付き容器へ入れて密閉するのは避けてください。
掃除に必要な量を予想しにくい場合は、まず少量の溶液を作り、足りなければ追加するとよいでしょう。
余らせないように調整すれば、処分の手間も少なくなりますよ。
色柄物の衣類にも使用できますか?
オキシクリーンは色柄物にも使用できますが、すべての衣類で色落ちしないとは限りません。
使用前に洗濯表示を確認し、目立たない場所で色落ちテストを行いましょう。
白い布や綿棒に少量の溶液を含ませ、衣類の裏側などへ付けて確認すると、色移りに気づきやすくなります。
濃い色の衣類、初めて洗う衣類、海外製の衣類などは、特に慎重に試してください。
また、色柄物と白い衣類を一緒につけ置きすると、溶け出した染料が別の衣類へ移る可能性があります。
心配な衣類は分けて洗うと安心ですよ。
冷たい水でも使えますか?
冷たい水でも粉末を入れることはできますが、オキシクリーンは40℃から60℃程度のお湯に溶かして使う方法が案内されています。
水温が低いと粉が溶け残りやすく、十分に混ざらないことがあります。
最初に少量のお湯で粉を溶かしてから、必要に応じて水を加えて温度を調整すると使いやすいでしょう。
ただし、衣類や掃除する物によっては、高い温度のお湯を使えません。
必ず洗濯表示や耐熱温度を確認し、その範囲を超えないようにしてください。
熱湯を使う必要はありません。
洗濯洗剤や柔軟剤と一緒に使えますか?
オキシ足しとして洗濯するときは、普段の洗濯洗剤と一緒に使用できます。
公式の使い方では、オキシクリーンと洗濯洗剤を入れ、柔軟剤も使用できると案内されています。
ただし、オキシクリーンは洗濯洗剤の代わりではありません。
通常の洗濯では、洗濯洗剤を規定量入れたうえで、商品表示に従った量のオキシクリーンを加えます。
洗濯機によって、粉末洗剤の投入口や漂白剤の投入口へ入れられる製品が異なります。
洗濯槽へ直接入れる場合もあるため、オキシクリーンと洗濯機、両方の説明を確認しましょう。
塩素系漂白剤や還元系漂白剤、掃除用の洗剤などを一緒に加えることは避けてください。
まとめ
オキシクリーンには、オキシ漬け、オキシかけ、オキシ拭き、オキシ足しという使い方があります。
衣類や靴などを丸ごと洗いたいときはオキシ漬け、動かせない場所にはオキシかけやオキシ拭き、普段の洗濯にはオキシ足しというように、場所や汚れに合わせて使い分けると便利です。
粉末タイプを使うときは、40℃から60℃程度のお湯へしっかり溶かし、分量やつけ置き時間は手元の商品の表示に従いましょう。
また、ウール、シルク、革、金属、畳、大理石、仕上げ木材など、使用を避けたい素材もあります。
衣類では洗濯表示、家具や住宅設備では取扱説明書を確認し、初めて使う場所では目立たない部分で試すことが大切です。
「オキシクリーンなら何にでも使える」と考えず、素材を確かめながら使えば、衣類のお手入れや家の掃除に取り入れやすくなりますよ。
最初から家中をまとめて掃除しようとせず、まずはタオルや上履きなど、素材を確認しやすい物から試してみてくださいね。
